脳内世界

ASDと双極と内省。

水煮さんに創作占い鑑定してもらったレポ

久しぶりの記事更新です。今回はタイトルにもあるとおり、創作に特化した占い師の方に占って頂く機会があったのでレポを書きました。

 

事前情報

どうして占ってもらおうと思ったの?

ツイッターで水煮さん(後述)のことを知って他の方のレポを読み、おもしろそうだなと思ったから。自分の創作の傾向やら長所やら短所やらを客観的に見てもらいたかったから。

 

どうやって占ってもらうの?

→まず水煮さんのサイトから申し込みをします(ホシカン|創作活動のための星占いブログ | 創作活動のための星占いブログ (hoshican.jp))。いろんな枠がありますが、通常予約枠(抽選)は特に超人気の激戦です。人気の占い師さんすげえ!私も隔週のルーティーンとして毎回応募してたところ、五月頭あたりの日程で運よく当選した、という感じでした。

当選後、生年月日や出生地、質問内容、そして自分の創作物を提出し(二次創作可、またありとあらゆる媒体の提出が可)、ホロスコープと実際の創作物というふたつの観点からしっかりみっちり占って頂けます。

 

私について

→普段hpmiとtwstの二次創作をやっている人。MMDで動画を作ったり、小説を書いたりしています。hpmiで作ったMMDを二作品、twstで書いた小説を一作品事前に提出しました。また、今回は雑多垢から本レポを投稿していますが、鑑定は「三歳」というMMDの名義で鑑定をお願いしました。あと、このブログ読んでる人はご存知だと思うけれど、双極性障害持ちのADHD傾向持ち。この情報は書かなくてもいいかな~とも思ったんですが、占いの結果にちょっと関係するので書いておきます。

 

水煮さんについて(水煮@星占いさん (@mizuni_can) / Twitter)

→西洋占星術を使って創作に特化した占い鑑定を行ってくださる占い師さん。が、なんと創作以外のことも占って頂けます。すげえ!

また、とても気さくで密度のある話をして下さいますし、何よりたとえ話が秀逸で何度もパンチラインが飛びだしてきます。久しく人と話しておらずてんぱってしまう鑑定者にも優しい。その節はありがとうございました。

 

本題

それでは本題ということで、鑑定していただいたお話に移ろうと思います。

今回、この四点を事前の質問事項として送付しました。

 

①作品の長所と短所
②似たような作風だと思う作品(漫画、小説、映画、音楽などなんでも)
③二次創作で交流をするのはやめたほうがいいか、交流のスタイルなどについて
④仕事について(時間があれば)

 

これにプラスして、全体的なものとして「人生のテーマ」についてのお話がありました。それでは順番にいこうと思います。

 

①人生のテーマ

「己の表現を爆発させたうえで粛々と表現させていく」ことが人生のテーマらしいです。きれいなジャイアンとのこと。なんか強そうなのきましたね。水煮さんいわく、私は内側にある衝動がめちゃくちゃ強い。なんでもいいから表現にしてしまえばいいと思っているし、表現することを諦めないしつこさがあるらしいです。どんな理想も言葉にしないと、とか生き様をぶつけたい、とかそういう感じ。

 

言われてみればMMDも小説もやっている理由として「表現手段は問わない、なんでもいいからとにかくクソデカ感情を表現したい」というのがあります。あと衝動がめちゃくちゃ強いっていうのもめちゃくちゃ当てはまりますね……。双極性障害持ちなこともADHD傾向があることもとくにはお伝えしていませんでしたが、モロ私の主症状で笑いました。(まあ元々そういう性格でもあるのかもですが。性格とこのへんの症状って切り分けが難しいし)

 

②作品の長所と短所

長所……自分が見せびらかすに値するものを作ること。作品に重たさがあり、めちゃくちゃ魂をこめていること。でも圧を圧のまま投げないで受け取りやすいようにしていること。(一人称が「俺」らしい)

短所……長所の反対が短所。力が抜けず、常に生き急いでいること。密度が濃くて次元が狂っていること。寝ているとき以外スイッチが入ってしまっていること。理想主義のわりに現実が見えすぎていること。

 

聞けば聞くほど疲れそうだなあ、と我がことながら思いました。

てっきりもっと「あなたの作品は静かで~ジメジメしていて~」みたいな感じで来ると思っていたので、自分がアッパー系だったことがちょっぴり意外な気がしつつも、妙な納得感があるなとも思ったり。

意外だなと思った理由としては、元々自分のことを根暗だと認識しているのと、以前水煮さんのブログを読んだときに「おとめ座は丁寧で生活を大事にする星座」だと書いてあったのが引っ掛かっていた感じなんですが、そのへんのことを水煮さんに聞くとどうやら私はしし座とてんびん座がとても強く出ているおとめ座らしいです。

だから、自然に逆らおうとするし、作品にも密度や圧が出てしまっているとか。小さいお弁当箱なのに重たいらしいです。なるほどー!

 

あと、実は以前お友達と数秘術で占ってもらったことがあったんですが、そのときも似たようなことを言われた記憶があります。完璧主義で手を抜くのが苦手だからとにかく休んでね、とか。もっと手を抜けるようになりたいね!

 

対策としては、ほてった頭をクールダウンするために、生活を大事にすることらしいです!もし反応がなくても落ち込まないためにも、健康を保つためにも。

創作の時間はしっかり区切るとか。誰かと一緒に作業して、その後きっちり切り上げるとか。

ここ、すごーく頷きました。なんなら主治医から言われてることと全く同じです。

私の病気や生活については事前に何一つお話していないにもかかわらず、どうしてわかるんでしょうか。今はたいぶマシになりましたが、体調を崩している時期ほど創作に熱中しすぎてご飯を一日一食しか食べない、みたいなのをやりがちだったので気を付けたいです。

 

また、お話しながら「自分が見せびらかすに値するものを作る」ってことは他者を気にしすぎてしまっているのでしょうか?と聞いてみたところ、「最終的には自分を納得させるためにやっているけれど、あわよくば人から見える姿も知りたい」「好きなものを立体的に把握したい」というのがあるらしいです。めちゃくちゃ人を巻きこみつつ、自分を把握してく感じでしょうかね。確かに壁を打たないと自分の形を認識できないタイプではあります。

 

③似たような作風だと思う作品(漫画、小説、映画、音楽などなんでも)

岩/倉し/お/りさんの写真を挙げていただきました。そんな綺麗な感じでいいんですか?!?!とテンションがあがりました。

作風は、特別な瞬間の寄せ集め。他人を意識して揺れる感じで非日常的できらきらしているとのこと。きれいな瓶に入っているラムネみたいな。炭酸っぽいちょっと痛い感じ。毎日のお味噌汁がおいしい感じではなく、世界を駆けて大冒険したいらしいです。

人間の汚いところも書けるけど、自分がやっつけられちゃうとか。

また、パズルっぽいもの、マーダーミステリーとかも書けるのではないかと。その場合緻密なものというよりめちゃくちゃなトリックをガンガン入れる感じで、でも読者でも解けるフェアなものになるらしいです。

 

てっきり日常寄りだと思っていたので、とっても意外でした。でもファンタジーは確かに好きですね……。緻密すぎないめちゃくちゃなトリックも好きだし。(理論的でないので緻密すぎるのは書けない)

 

あと、作品のアピールポイントについても教えてもらいました。

・人間賛歌/人生の肯定

・性癖

・わたしにとっての正義はこれ(押しつけにならないように細心の注意を払う)

・表明

 

人間賛歌・人生の肯定はしし座のテーマらしいんですが、人間賛歌コンテンツが大好きな私としてはど真ん中を撃ち抜かれたような気分でした。

 

④二次創作で交流をするのは控えたほうがいいか、交流のスタイルなどについて

閉じていないので交流を控えないほうがいいとのことでした。

交流のスタイルはライブ会場みたいな。一人で踊り狂っているところをたくさんの人に見てもらう感じらしいです。めっちゃおもしろいな。

どうやら私は人を煽る天体配置らしく、基本的に人を巻き込んで何かをするっぽいです。二次創作もその例に漏れず、私と他の人とでタペストリーを作るみたいな。縦の糸が私。横の糸が他人。というスタンスとのことです。(突然の赤い糸で笑いました)ただ、フラットと見せかけて孤高ではあるとのこと。だからみんなで踊ろうじゃなくて一人で踊り狂うのかな?

 

正直ここも意外でした。根暗引きこもりマンなのでまさかそんな自分が人を煽るマンだとは……!とはいえ一人で踊り狂っているところを見ててもらうのは身に覚えがありますね。完全に一人で踊り狂うというより、見ててもらいながら踊り狂う傾向があります。

 

また、一人で踊り狂っているからアレだけど、例え感想が来なかったとしても創作物を見たり読んだりしてその重さに胸を打ってくれる人はいるし、本位ではないかもしれないけど、作品そのものというより粛々と重作品を作るスタンスに励まされる人はいると思うとも言ってもらいました。(ちょっとうろおぼえ)

これ、とっても嬉しかったです!以前MMDで推しの誕生日動画の進捗をアップしたときに、繋がってるMMDer仲間の方に「こういうのを見ると、私もまた動画づくりをあきらめないで頑張ろうと思う」と言って頂いたことがあって。嬉しかったな~!

 

⑤仕事について

自分が魅力的だと思っているものをより大きく見せていく、自分にとっての社会をよりよいものにする、日常をよりよいものにする、といった傾向があるらしいです。

なので広告宣伝営業出版系が合うのだとか。しし座とてんびん座が強く、素直に乙女座できるタイプではないため、与えられた環境の中で動く感じではないらしいです。

 

これも意外でした。そっち系統は全く向いていないものだとばかり……。現職はIT業界でSEのようなコンサルのような仕事をしてるのですが、エンジニアよりはそっち系のほうがいいとのことでした。確かにエンジニアやるにはおおざっぱすぎる自覚があります。

 

最後に、とにかく日常が命綱!来年末あたりまで地道にやったほうがよくて、焦る時期だけれど焦らないで足元を固めていくといいよ~とのことで。

それに関しては肝に銘じておきます。生活、だいじ。

 

まとめ

とまあ、こんな感じで占って頂きました。

ホロスコープも創作物も事前にがっつり見ていただいた上で占っていただく機会なんてそうそうないので、水煮さん貴重な機会をありがとうございます!という気持ちでいっぱいです。客観的に見ると自分の作品はどんな立ち位置なのかというのをずっと知りたかったので知れてよかったし、今後の創作活動がもっと楽しくなるよう役立てていきたいと思います。

それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

双極性障害を持つ人と物件選び(一人暮らし・二十代後半・女)

双極性障害を持つ二十代女が、物件譲れない条件について書いてみました。めんどくさい人はこの前置きを飛ばして<物件探し譲れない条件>から読んでください※

 次に住む物件を決めてきた。

今はきょうだいと同居しているのだけれど、いろいろあって別に住むことになったのだ。隠すような理由ではないのだが、個人を特定されたら面倒なのでここでは伏せておく。私は双極性障害がある二十代後半の女で、今は休職してリワークに通っている。回復したような、回復していないような、そんな微妙な感じだ。そんな微妙な感じにも関わらず一人暮らしをして大丈夫なのか、という不安は常にある。けれど、わけあって実家に帰るという選択肢はないし、きょうだいとこれ以上一緒に住むことはできなくなってしまった。なので、どうせ一人で暮らすなら自分にとって最高に快適な家に住もうと思ったのだ。 改めて、快適ってなんだろう?

gooの辞書によると、

快適[名・形動]心身に不快に感じられるところがなく気持ちがいいこと。ぐあいがよくてこころよいこと。また、そのさま。「快適な生活」「快適な一日を過ごす」

ということらしい。

要するに不快を取り除けば快適ということなので、どうしても許せない、不快なことを考えて、それを反転させたものを絶対に譲れない条件として探すことにした。

私個人が今までの引っ越し経験や双極性障害のことを踏まえて決めた譲れない条件は次の三つだ。

<物件探し譲れない条件>

①日当たり(北向き以外、可能なら角部屋)

②周辺環境(大通り沿いではない、そこに住んでいる人の雰囲気がなんとなく自分に合う、周囲の道路や歩道の幅が広い)

③間取り(1LDKまたは2DK)

①日当たり(北向き以外、可能なら角部屋)

これは自分の健康を考えたときに、譲れないなと考えた条件だ。

双極性障害や鬱を持っている人は、たぶん主治医に口酸っぱく日光を浴びろ、日光を浴びろと言われていると思う。実際日照時間が少ない国に鬱の人が多いって言うし、体内時計を調整するという意味でもなるべく日光を浴びたほうがいいだろう。洗濯物も乾きやすいしおひさまは大事。

それから、以前北向きの部屋に住んでいた友人に、「ジメジメしていると思ったらテラリウムの瓶底に藻が生えていた」「カビっぽくて体調を崩して四か月程度で引っ越した」という話を聞いたので、それ以来どんなに安くても北向き、またはそれに準ずる方角(北東とか北西とか)は選ぶのはやめよう、と決めている。

ネットで物件を調べているときに出てくる安くて綺麗で設備もしっかりしている物件、北向きである確率が高いので、きちんと確認したほうがいい。

よっぽど健康優良児で日当たりとか全然気にしないよ~とか、出張多いからほぼ家に帰らないよ~みたいな人以外は北向きはお勧めしない。

②周辺環境(大通り沿いではない、そこに住んでいる人の雰囲気がなんとなく自分に合う、周囲の道路や歩道の幅が広い等)

これはわりかし私の好みが反映されている。新卒で一人暮らしした経験と、きょうだいと一緒に二人暮らしした経験から考えた条件だ。

新卒で一人暮らししていた頃、駅から徒歩30秒くらいの大通り沿いの物件に住んでいた。めちゃくちゃ便利で、出かけるのにおっくうになることもほぼなく、めちゃくちゃありがたかったのだけれど……駅から近いぶん週末の夜になると酔っ払ったおじさんや若者の奇声が聞こえてきてしんどかった。それから、きょうだいと二人暮らししていた頃、同じく大通り沿いの2DKアパートに住んでいたのだか、同じく週末に大通りを田舎のヤンキーがバイクで通っていってめちゃくちゃうるさかった。後、軽量鉄骨の家のせいか車が通るたびに地震みたいに家が揺れて、それが地味にストレスだった。(これは家のタイプの問題でもある。同じ軽量鉄骨でも新しければそこまで揺れたりしないという話も聞いた)

そして、新卒で住んでいた地域も、きょうだいと住んでいた地域も、道路(特に歩道)が狭いわりに自転車がたくさん通るところで、ぶつかりそうになることが何度もあった。それだけ?と言われればそうかもしれないが、不安が強い私にとって、物件のある地域がどんな場所なのか、どんな雰囲気なのかはすごく大切な条件の一つだ。細かいストレスが集まって大きいストレスになるので、細かいストレスを排除できるなら排除しておきたい。それに、家の内装は最悪可能な限りDIYしたりお気に入りの家具を置いて好きに変えられるものの、周辺環境は変えることができない。人によっては駅近が好みだったり、スーパーやコンビニが近くにあったほうがよかったり、いろいろあると思うけど、周辺環境って結構見落としがちなので気をつけたほうがいいかもしれない。

③間取り(1LDKまたは2DK)

これは今回の引っ越しで一番変えたい部分、というか引っ越しの目的の一つだった。

コロナによるテレワークの影響で、私のような切り替えの苦手な人間は目的ごとに区切られたスペースが必要なのだと再確認させられた。

思えば新卒のとき1Kの家に住んでたけど、ごはんを食べる部屋で寝る、勉強をする部屋で寝る、というのがなかなか難しくて、過度に覚醒したまま眠れなくて睡眠薬に頼るようになったり、家なのに全くリラックスできなくてしんどかった記憶がある。

なんというか、単に集中力がないっていうのもそうなんだけど、一息つく場所と集中すべき場所が一緒になっているとすごく混乱してしまうほうなのだ。

なので、できれば築年数や内装が古くてもちょっと広い場所に住んで、寝る場所、ごはんを食べる場所、勉強する場所、というのをきっちりわけたかった。

不動産屋さんにそのことを伝えたら、「同じ理由で部屋を探してる方最近増えてますよ~」とのことだった。出社の必要がなくなったから郊外の安いエリアに住んで、そのぶん広い部屋を借りてテレワークに備えているらしい。結局コロナもいつまでこの状態なのかわからないが、しばらくおさまりそうにないし、もしかしたらこれが新しい働き方として浸透するかもしれないし、復職しようが転職しようがテレワークの備えをして損はないと思ったので間取りにはこだわった。

<絶対じゃないけど気になった条件>

①建物種別(マンションかアパートか)

できたらマンションがいいなと思って探していた。

上にも書いたけど、きょうだいと住んでいた家は軽量鉄骨のアパートで、内装はきれいだったけど大通りを車が通るたびに地震みたいに家が揺れて地味にストレスだった。あと、冷暖房のない寝室が夏はありえないくらい暑く冬はありえないくらい寒くて暑さ対策や寒さ対策が大変だった。物件の立地などによっても変わってくるらしい。不動産屋さんいわく、木造と軽量鉄骨の防音や温度の移り変わりは大体同じくらいとのこと。

 ②料理をさせる気がありそうなキッチンかどうか

新卒の頃住んでた家は、料理しないこと前提の単身用キッチン(まな板を置く場所がない、一口コンロ)でしんどかったので、二口コンロでまな板を置けるスペースがあるキッチンだと嬉しいなあと思った。

 <物件探しそんなに重視しなくてもいいかなと思った条件>

①駅近

最初に駅から徒歩30秒の家に住んでから、近すぎるのも考え物だなと思った。便利だけど。個人的に駅から徒歩15分以内くらいだったらそれでいい。私の場合あまり運動をしないので、徒歩で歩く時間はそこそこあってもいいなと思った。

 ②ユニットバス

気にする人は気にするのかもだけど、個人的には一人暮らしならそんなに気にならない。

 ③独立洗面台

あれば便利だけど、絶対じゃない。

 ④追い炊き

これもあれば便利だけど、一人暮らしならそんなに必要ないかなと思う。

 ⑤築年数

築年数40年とかでもリフォームに力を入れている物件もあるから新しければいいというわけでもない。むしろ狙い目なことも多い。不動産屋さんいわく、築年数が古くて水回り(特にお風呂)をリフォームしているところはお買い得らしい。洗面台を変えることはそこそこあるけど、お風呂のリフォームはすごくお金がかかるので、新しいお風呂の物件に住めるのはそうとうラッキーらしい。

ただ、アパートを選ぶときは築年数浅めで探した方がいいかもしれない。

上に書いた、「アパートだと家の揺れや防音、寒暖差が気になる」というのも、築年浅めの物件だとそこまで気にならない、という話を聞いた。

<色々見て、引っ越しも経験して思ったこと>

 新卒の頃の引っ越しではわかりやすく便利そうな条件に飛びついていたけど、マンションとアパートの違いとか、日当たりや周辺環境がその後の生活にどう影響してくるかとか、もう少し知れてたらよかったなと思う。でも今回は不動産屋さんにたくさん質問して色々知れて楽しかった(お風呂はあまりリフォームされないって話とか)。

特に今回の引っ越しは三つくらいのエリアを見て回ったこともあって、自分にとって周辺環境、というかどの街に住むかがめちゃくちゃ重要なんだな、と気づくことができた。開発が進んで区画整理された街より、下町っぽくて、でもうるさすぎない街が一番自分が暮らしているイメージがある。もちろん住む場所ってときには自分で決められないし、どんな場所も住めば都なんだとは思う。けれど、私は自分がありとあらゆる感覚過敏を持っていて、不安になりやすい面倒くさい体質だって自覚があるから、これからも快適に生活するためにできることを惜しまないでいたいと思う。そして、これからも気づいたことがあったらアプデしていきたい。

 

 

ついにメンヘラ問題の点と点が線でつながったはなし

幼少期から何らかの欠落感を持って生きてきた。

しかし、それを言語化することはできなかった。

 

しいて言うなら「気持ち悪さ」だろうか。

 

なんとなく子どものころから自分の表情や動作が人とはちがうと感じていて、

滑らかさがなく何をしてもぎこちなさが目立った。

 

運が悪いことに、私にあらわれたアスペ特性ゆえのこだわりは「美しさ」で、

自分の気持ち悪さを許せず、自分を嫌いになり自己肯定感が低下するには時間がかからなかった。

 

自分に自信がないので友達の前でも自分を卑下したり、卑屈に笑いを取りに行くなどして残念なことに早々にピエロとして社会適応する癖をつけてしまった。

 

それは高校卒業まで続き、常軌を逸して厳しい校則や、きちんとした同級生たちや、部活と勉強によるメルトダウンから燃え尽き症候群双極性障害までの経路をたどることになる。大学に入学してからは毎日死にたかったのであまり記憶がない。

 

とはいえどうしてそこまで死にたくなってしまったのか自分でもあまり理解できていなかった。一応いじめられた経験もあるが先生が助けてくれたしいじめっこと和解したし、機能不全家族ではあるものの、毒親...とまではいえない家庭で育ったためどうしてここまで自己肯定感がないのか理解できなかった。べつにくつに画びょうとかいれられたわけじゃないのに。

 

しかし、最近わかった。私は自分のキモさをずっと認めないで生きてきたのだ。

空気が読めない自分も、きちんとティッシュやハンカチを持ち歩けない自分も、ひとつひとつの動作が汚い自分も、協調性がまったくない自分も。自分の醜さを見つめることがいやで、しかも努力しても他人のように美しい言動ができなくて、さんざん人から馬鹿にされてつらかったのだとわかった。

 

原因がわかったところですっきりした。

 

ずっと不思議だった。

わたしよりずっと辛い境遇の人でも楽しく強く生きているひとはたくさんいる。

わたしと彼らの違いは何だろうとずっと思っていた。

 

きっとそれは、「それでも生きよう」という覚悟だったんだと思う。

それでも人生にイエスと言う。それがずっとできなかった。

だからこれからは、気持ち悪くても醜くても、みっともなくても生きようと思う。

なかなかかみ砕いて飲み込むのが難しいけれど。

 

 

 

なんでもそつなくこなす普通の女の子になりたかった。

 

 

思えば、昔から自分以外の誰かになりたい人生だった。

自分が所属していた部活で部長をしていた先輩、しっかり者できれい好きな同級生、かわいくて世渡り上手な隣のクラスのあの子、はたまた部活でリーダーをしていて指定校で某有名私大に行ったあの子、頭がよくて性格もよくて大学卒業後に国家公務員になったあの子、などなりかった人は非常に多岐にわたる。

 

なりたかったんだ。美人ではないけど清潔感があって、地味だけど芯があってしっかりしているーそんな普通の女の子に。

 

よく、人からかわいくなりたかったという話を聞く。

私はどちらかというと、周りからちやほやされるかわいい女の子より、

しっかり者で、そつがないごく普通の女の子になりたかった。

いまだにこの手の女の子にはコンプレックスがあり、話すと緊張してしまう。

 

自分が発達障害傾向持ちだからそう思うのかもしれないが、

女子の世界というのはびっくりするくらいレベルが高い。

忘れ物をしたり、遅刻をしたりといった失敗をしたりする定型の女の子を、私はあまり見たことがない。

細やかな気配りもできるし、いざというときは矢面にも立てる。

私が女子高時代に見てきたのはそんな人ばかりだった。

 

あこがれた。あんな風になりたいと願った。追いつきたくて努力した。

 

 

当たり前のように長期的な友人関係を築きたかった。

長期的な努力をしていい大学に入りたかった。

大学でまじめに勉強して結果を残したかった。

入社後は同期とそつなく仲良くなりたかった。

 

私、もっと頑張りたかった。でも、できなかった。

頭の中は常にまとまらず、頑張れば躁になり燃え尽きて鬱になる、

少しのことで疲れる、自分はなりたい人たちにはなれないと知った。

 

そもそも、人は自分以外のものにはなれないし、自分からは逃げられない。

でも、私は10数年以上、ずっと自分以外のだれか素敵な人になりたかった。

 

そしてまさか、自分のみっともなさを受け入れて理解できるまで、こんなに時間がかかるとは思わなかった。

 

そんな気持ちを、ここに供養します。

 

「言の葉の庭」の救いについて

梅雨入りしてすっかり「言の葉の庭」の季節である。

上映当時は友人と「やばいこれ。絶対新宿御苑サブカル出会い厨が沸くやつやん」という話をしていたのが懐かしい。

 

毎年梅雨になると言の葉の庭を見るという風物詩がある我が家。今年も例にもれず一人で上映会をした。

なので、超超いまさらなのではあるが言の葉の庭の感想を書きたいと思う。

何を隠そう私は新海誠ガチ勢。そして彼の作品の中で一番言の葉推しなのだ。

それは、言の葉が「救い」の物語であるからだと思う。

※以下、ネタバレ含みます。

タカオと救い

言の葉の主人公タカオには、靴職人になりたいという夢がある。

靴職人がどうやったらなれるものなのか私はよくしらないが、

人とは違う道を選択しなければならない大変さがある、ということだけはわかる。

そんな道を選ぼうとしているタカオは、一見大人からすれば夢見がちにも見えるかもしれないが、バイトでお金を稼いで貯金し、靴職人の専門学校(?)のパンフレットを取り寄せ、家事などもそつなく行うしっかり者だ。

若者らしいひたむきな情熱があると同時に、堅実で大人びた部分もあって、それが彼の魅力につながっている。

 

そんなタカオはユキノさんと新宿御苑で出会って仲良くなっていくわけだけれども。

まっすぐで夢しかみていない、ちょっと堅物っぽいタカオが、

ミステリアスな年上の美人にいきなり知らない短歌を詠まれてごちゃごちゃ考えてみたり、

一緒にふざけて笑ってみたり、

足の大きさを測らせてもらってドキドキしたり、

年相応に青少年してるところがめっちゃかわいい。

どことなく謎めいているけど、優しくて大人なユキノさんにだからこそ、

彼をそうさせ、靴職人を目指していることを話すまでに至ったのだと思う。

物語内では言及されていなかった気がするが、タカオが靴職人のことを話した他人って、ユキノさんだけじゃないかな。

夢って、信用している人にじゃないと言いたくないよね。

言の葉ではユキノさんの救いが語られがちだけど、

タカオも同じく御苑での逢瀬によって救われていたはず。

 

ユキノさんの救い

はいきましたユキノさん。

上映当時私は大学生だったが、社会人になってから見返すとユキノさんへの共感がヤバいということに気がついた。

最初は何も明かさず会社をさぼったかのような雰囲気で登場し、

新宿御苑で逢瀬を重ねてタカオと仲良くなっていくユキノさん。

ショートボブが似合う美人で、序盤ではタカオの言う通り

「世界のひみつそのもの」みたいなかなりミステリアスでクールな雰囲気の女性。

年上好き男子はこういう年上女性が好きなのでは???という要素を詰め込みまくったかのような女性。(※個人的な見解です)

タカオも、「あの人にとって、15の自分はガキ」的なことを言っている。

 

しかし、ユキノさん。まあいろいろとアレな方だったりする。

上のタカオの表現に対応し、「27歳の私は、15歳のわたしよりひとつも賢くない」的なことをユキノさんが言うシーンがあって、ここで鑑賞者はまず「おっ?」となると思う。

また、味覚障害のようなものになってしまい、チョコレートとビールしか味がわからない、とユキノさんが元恋人に話すシーンもあり、ここでも同じく鑑賞者は「おっ?」となるだろう。

 

どことなく登場時から陰のある美人ではあったが、

このへんから少しずつユキノさんの陰があらわになっていく。

 

帰ってきてベッドに倒れこむシーン、片付けられていない自室、

落として割れるファンデーションのコンパクト、と不穏な雰囲気を出され続け、

ついに例のシーンに至るのである。

タカオとユキノさんが高校ですれ違って、

タカオがユキノさんを自分の高校の教師だと知ってしまう。

 

そこからはどことなく陰があるユキノさんのネタばらしがはじまる。

 

ユキノさんが国語の教師だったこと。

とある生徒にあることないこと言われ、教育委員会だかPTAだかが出てくるレベルの騒動に巻き込まれたこと。

そのせい(?)で同僚の元恋人とも別れたこと。

また、そのせいで味覚障害のような症状が出ていたこと。

 

なるほど、そうだったのか。となる。

 

で、そのあとタカオと御苑で再会して、豪雨にみまわれたから自分のうちで雨宿りさせるんだけど。

 

そこでタカオに告白されたのに、「ユキノ先生でしょ」って牽制しちゃうのよね。

うん。正しい。生徒と先生なんだから、これ以上どうこうなるというのは不可能だし警察沙汰になってしまう。

 

けどさ、タカオからしてみれば、

あんだけ思わせぶりなことしておいて、ずるいにもほどがあるよな!?

って感じよね。

ユキノさんは制服を見て、うちの高校の生徒だって最初からわかっていたはずだし。

何度も御苑で会ううちに、タカオの気持ちに気づかなかったわけでもないでしょうに。

 

こうやって見てみると、ユキノさんは結構めんどくさい女である。

ほかの言の葉の感想ブログみると、大体「依存心が強くて幼い」とか「めんどくさい」とか言われている。

 

たぶんだけど、冒頭のミステリアスでクールな大人の女性とは打って変わって、

ユキノさんは端的にいえばメンヘラなのだと思う。

 

繊細で内向的で、自分から積極的に発信するのが苦手で、かつ例の事件で精神を病んでしまった人。

だからこそ精神的にあまり強くない私は共感してしまうのだけれど。

生徒からの嫌がらせが飛び火しまくってひどい事態になり、

怖くて出勤できなくなってしまった気持ちも。

帰ってきてすぐベッドに倒れこむ気持ちも。

タカオを見てまぶしく思う気持ちも。

生徒だとわかっているのに、つい話している間に癒されてしまい、

御苑で会うのをやめることができなかった気持ちも。

 

だから、うれしかった。

最後にユキノさんが自分の足で走り出したときは。

 

タカオに

 

「あんたは一生ずっとそうやって大事なことは絶対に言わないで 自分は関係ないって顔してずっと独りで生きてくんだ」って気持ちをぶつけられて。

 

泣きながらタカオにだきついてわんわん泣いて。

 

「毎朝…毎朝ちゃんとスーツ着て学校に行こうとしてたの。でも恐くて…どうしても行けなくて。あの場所で…私…あなたに救われてたの。」

 

って。

 

はじめてユキノさんが。自分のことをさらけだしたり語ったりしようとしなかったユキノさんが。自分の思っていることを自分の言葉で伝えたシーン。

よかったね、よかったね。。。

大人に見えるけど、幼い自分の心の奥の叫びを抑圧していたユキノさん。

ここで毎回泣きます。

 

俺らの救い

ユキノさんが救われると同時に、救われる存在がいる。

それは、数々の新海作品を見てきた戦友たちだ。

私たちは知っていた。新海作品は美しいことを。そして同時に大体悲しいエンドであることを。(例:秒速5センチメートル)

 

だから多くの人が思ったことだろう。

タカオがユキノさんの家から飛び出していったシーンあたりで。

「なるほどな、ああ、そうだよな..新海だもんな...はー映像作品も心理描写もきれいだった....ハア」

 

そして、めちゃくちゃ感動したことだろう。ユキノさんが走り出すあたりで。

「えっ?!バドエンじゃない?!まじか?!おおおおお!?」

と。

 

そう。言の葉のハッピーエンド。ここで多くの新海ファンたちも救われたことだろう。

次に見るときはニコニコで弾幕をうちながら見てみたい。

 

 

自己肯定感と自己効力感について個人的な印象を語る

 

自己肯定感、という言葉を巷でよく聞くようになった。

 

私がツイ廃だからそう思うのかもしれないし、メンタルヘルス界隈で最近よく扱われているからかもしれない。

 

いわゆるメンヘラである私、自己肯定感に関する本を何冊か読んだことがある。

 

しかし、就活時代からお世話になっているメンターのような方に言われたことがある。

 

「足りないのは自己肯定感じゃなくて、自己効力感じゃない?」

 

自己効力感とな。

当時は知らなかったのでその場で大体の意味を教えてもらい、後でぐぐった。

 

「自分にはその物事を達成する能力があると信じる力」

 

のことらしい。

 

それを聞いて自己肯定感はたとえるなら「母親の無償の愛情」、自己効力感は「父親の見守ってあげる愛情」に近いのかな、と思った。

 

※特にジェンダー論的なコンテキストで母親の愛情、父親の愛情という呼び方をしているわけではありません。自分用に分類しただけで大きな意味はありません。

 

ツイッターで「自己肯定感は、ダメな自分でも悪くないと受け入れてあげることであって、すごい自分をほめることではない」的なツイートを見たことがある。

これが私のイメージする自己肯定感。

頭が悪くても、容姿が微妙でも、弱虫でも、傲慢でも、そんな私でも生きていい。

ダメな自分をまるごと受け入れて愛してあげるのが自己肯定感。

 

その一方で、自分にはそれをする能力があると信じてあげる、

つまり「お前ならできるよ!」と見守り、叱咤激励してくれるのが自己効力感なのかなあと思う。

 

落ち込んだ時に自分を自分で柔らかく包んであげること。

立ち向かうときに、自分を自分で叱咤激励してあげること、

 

両方とも生きていくうえで、とても重要な感覚なのだと思う。

 

ちなみに、自己肯定感が低いがさらに自己効力感が低い私。

 

多少しくじっても自分のことを許せるものの、

立ち向かう勇気がないのでただの弱虫になりがち。笑

 

自己効力感は行動することでレベルアップできるそうなので、

(メンタル界隈では重ねがさね言われることだけど)

スモールステップで行動していけるといいな。

 

ASDがあるので行動が一番厄介なのだけれどね。

 

 

コンサルもどきもどきの精神障害者が、生きづらさ要因分析してみた。

こんにちは。

 

これまた久しぶりのブログになります。

 

今回は自分の生きづらさについて考察してみました。

私は双極性障害を持っていますが、医師から「診断はおりないくらい軽度だけれどアスペルガーの傾向あるね」と言われていますし、家は機能不全家族気味だし、人間社会で生きていくにはしんどい要素がいくつかあります。

 

大学生のころは発達障害が主に自分の生きづらさの原因かと思っていました。しかし。

ツイッターで同じ障害を持つ人に出くわし、「アレ...?発達障害なのに楽しそうに生きている人がいるぞ!」「わたしとの違いは一体なんなんだ?ポジティブかどうかか?!」などど考え始めたわけです。

 

至極当然のことでありますが、発達障害でも、双極性障害でも、毒親もちでも、今を楽しく幸福に生きている人がいる。

じゃあ私の生きづらさっていったい何なんだ?ということで、今回要因分析をするに至ったわけです。

 

それではさっそく本題に入っていきます。

1.まず、生きづらさを分解してみる。

とりあえず、いろんな要因がまざってごっちゃになっているので、全部細かい粒の単位まで砕きます。発達障害の中のASDASDの中の感覚過敏、さらにその中の気配過敏、聴覚過敏、といったように。

これをほかの要素でも行って、すべて同じ細かい粒の単位にできたら、要素を整理します。

2.次に、分解した要素を整理してみる。

こんな感じで↓

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これはいわゆる「ロジックツリー」というやつです。

マインドマップなんかにもちょっと似てるかもしれません。

(具体的には、要因分析などに使用するので漏れやダブりがあってはならないのがロジックツリーで、アイデア出しに使用するので漏れやダブりがあってもオッケーなのでマインドマップですね。)

 

 

上のロジックツリーの中身に言及すると、いろんな要素が絡まりあって、

生きづらくなっているように思えます。

 

要因を整理できたら、最終段階。

 

3.最後に、どの要素が一番大きな影響を及ぼしているかを分析する

上の分解した要素たちの中で、どれが重要度が高いものかを決めていきます。

(今回は重要度の高さ=私の困り度合いなので、独断と偏見で決めていきます。)

 

うーん、感覚過敏はなんとかなってるけど、社交はマジで無理だし...でも一番やばいのは認知の歪みかな...

 

とかなんとか考えつつ、できたのがコチラ。

 

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上の表と中身はほぼ同じですが、重要そうな要素に色を付けたものです。

主に対人的な要素と体力的な要素で困っていることが見受けられます。

 

4.生きづらさ要因分析してみての感想

なんというか、うん、うすうす気づいていたことなんですが私の場合はグレーということもあり、発達よりほかの要素がしんどい傾向にあることがわかりました。

 

今回はロジックツリーで一つ一つの要素をぱきっと割って考えたのでこのような結果になったのかもしれないですが、実際は発達も精神疾患も切り離せないものなので、違う方法をとれば違う結果が出るのかもしれませんね。

(とはいえ、白黒はっきりさせたいタイプのASDの方なんかはこんな方法が向いているのかも?と思ったり。)

 

以上、ちょっとした実験的な試みでしたー。