脳内世界

ASDと双極と内省。

私が双極性障害/アスペルガーグレーと診断されるまで

いまさらですが。

今までこのブログ、「読み手」をまったく意識せず言いたいことを好き勝手言っているだけの内容だったのですが、さすがに支離滅裂過ぎたw

ので、もう少しマシな内容を、と思い、時系列順に私の精神疾患発達障害について書いていこうと思います。

訪問者のほとんどはついったのフォロワーさんだと思うので、知ってるよ!って方もいらっしゃるだろうけど、改めてということで。

 

幼少期~高校生まで

今考えてみると子供のころ~思春期は社会性が非常に乏しく、いわゆる「積極奇異型」のアスペルガー感がすごかった。

主な特徴としては、

  • 友達と話しているとき、自分の興味のある内容を何度も繰り返し話す。(そして「その話こないだも聞いたよw」と突っ込まれる)
  • 始めてあった人に全く物怖じせずに話かけ、ボディタッチをし、ちょっと引かれる。
  • 失礼なことを平気で言い、友達をキレさせる。
  • 空気の読めない行動で周囲の反感を買う。

などなど。思い返せば怒られて当然のことをたくさんしてきた。

例えば、こんなことがあった。

とある、自由に席に座れる授業があって、最初の授業時に自由と言いつつなんとなくみんながそれぞれのテリトリーを決めていた。吉田君たちのグループは後ろの方、あっちゃんのグループは左前、のような感じで。

 

私はあるとき「自由に」座れるというのを字義の通り捉え、

自分が所属していないグループの、他の子が座るはずだった席に座ってしまったことがあった。

大人だったら「まあしょうがない」で済むけれど、小中学生の時の「友達と一緒に○○したい」欲はとても強いものだということを、みなさんも知っていると思う。

結果、本来そこに座るはずだった男子にめちゃくちゃ怒られ、ばつの悪い思いをした。

(「しかしその当時はどうして○○君は良くて私はダメなんだろう?」、と理由を全く理解できていなかった。)

その割に、めちゃくちゃいじめられた、といったような経験はないのでずいぶんラッキーだなあと思う。(正確にはいじめられたこともあったけど、中学生女子特有のターゲットがコロコロ変わる系いじめだったので、長期的に精神を追い詰められることはなかった。)

大学1年~3年まで

たぶん一番精神的に病んでいた時期だと思う。双極性障害っぽい症状はうっすら高校時代の後半~このころに現れるようになった。

双極性障害が現れるようになった原因としては、

  • 遺伝的気質(正確な診断はないものの、母がたぶんそう)
  • 燃え尽き症候群
  • 自分と社会のずれに気づいた

ことが挙げられると思う。

高校卒業後は高校時代に部活に勉強にと忙しく飛び回っていた生活が終わり、燃えカスのようになり、さらにその部活で密接な人間関係に触れたことにより、自分が「何らかの感覚が欠落した人間」だとハッキリ感じるようになった。

このときはどちらかというと鬱がかなり強く、鬱病患者のような状態だった。

 

大学4年

この時期に精神疾患と正式に診断された。

心療内科に行ったきっかけは大学4年次、8月に控えた留学。海外でこの謎の鬱状態がひどくなったらさすがにヤバいと思い、漫画で有名な某メンタルクリニックに行った。

 

双極性障害」と診断され、ジプレキサを処方されるも、

ありえないくらい眠くなるだけで全く効果がなかったので、勝手に服用をやめた。

(※医師の許可なく服用をやめるのは危険な行為なので、マネしないでください。)

 

そしてこの時期に「発達障害」という概念を知った。

この時は発達障害に関して死ぬほど無知だったので、

診断されてから名乗る(といったらなんか変だけど)ものではなく、

HSPなどといった概念のように、「私はこういうタイプです」と

診断がなくても名乗れるものだと勘違いしていた。

 

大学5年前半

留学が終わって帰国。

発達障害にはどうやら検査があるらしい、と知り、

漫画で有名なところとは別の心療内科にWAISを受けに行った。

結果から言うと、言語性IQ112、動作性IQ85で27の差があった。

 

担当の医師から

「程度は軽いけど、アスペルガーの特性が見て取れます。グレーゾーンですね。」

と告げられる。世の中では医師に「凹凸はあるけど発達ではないね」と言われた人たちもグレーゾーンと言われているみたいだけれど、私の場合はグレーと医師に言われた。

 

「あなたは大丈夫そうだから、具体的な困りごとが出てきてから来てよね」

という言葉には、今もちょっと納得していない。

 

大学5年後半

大学が提携を結ぶ心療内科に通うようになる。

ここでリーマスを処方され、症状がだいぶましになる。

ここの心療内科の先生が、WAISを受けた心療内科に、私のWAISの結果を見たいので送ってくれないかという申し出をしたけど、聞き入れられず。

「大した結果じゃないので、本人に渡した患者さん用の結果(全項目のIQのみが書いてあり、文章で得意不得意について和らげた表現で述べられている)でいいじゃないか」と言われたらしい。あやしい。

 

※この時ちゃんとした心療内科でWAISを受けなかったこと、結構後悔しているので、これから受ける方は発達障害者センターに電話して心療内科をおすすめしてもらうなど、通うクリニック選びに気を付けてください。

 

引っ越し先の近くの心療内科に通う。

リーマスを1日に600mg飲む。なんとか就労中。自立支援医療の準備を始める。

 

 

はい。こんな感じです。

私の場合、症状が出てから病院にかかるまでめちゃくちゃ時間がかかっていますが、

しんどいだけなので、少しでも「もしかして鬱では?」「もしかして双極性では?」

みたいなことがあったら病院に行くことをおすすめします。

 

「イヤ、私の考えすぎかもしれないし...」→病気を見過ごしていたより、病院に行ってやっぱり何でもなかったのほうがましです。試しに行ってみるくらいでいいです。早期発見があなたを救うはガチだと思います。

 

また、自立支援などの制度もそうですね。もっと早く自立支援やっとけばよかったし、

障害者手帳も申請すればよかったと思っています。

 

 

他の方も言われていることですが、昔より精神疾患発達障害の制度も整ってきているので(もちろんまだまだ発展途上だけれど)、利用できるものは利用していきましょう。

 

以上、診断までの流れでした。